ストレスで体内時計に乱れ

マウスの体内時計を担う遺伝子の働きを調べながら、非常に狭い金網に入れて2時間にわたりストレスを与える実験を行ったところ、眠り始めの時間帯に体内時計が乱れやすいことが分かったそうだ。早稲田大の柴田重信教授や田原優助教らが15日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。
起床する時間帯は、ストレスを与えても体内時計に影響はなかった。寝ている時間帯は体内時計が早まり、起きている時間帯は遅くなったが、眠りはじめる時間帯は臓器によって体内時計の進み方がバラバラとなり、腎臓では止まってしまったという。
高い場所で不安にさせたり、体が大きく攻撃的なマウスに近づけたりするストレスでも、体内時計は乱れたそうだ。
人間では、昼夜交代制の勤務で体内時計が乱れ、時差ボケが生じることがあるそうだ。田原助教によると、夕方から夜にストレスが加わると一層悪化することも考えられるという。
研究チームは2012年に体内時計を担う遺伝子の働きを発光の程度によって調べる測定法を開発しており、今回の実験で応用したとのこと。
体内時計が乱れると、体にどんな影響が出るのだろうか?